会社を辞めるとき、辞めることをどのように伝えたら良いか悩みますよね?
僕は3回の転職を経験していますが、3回ともに実にスムーズに辞められました。
念のために申し上げておきますが、僕がその組織にいてもいなくてもどうでもいい人間だったわけではありません(笑)
自分で言うのもなんですが、3回ともその組織の主要なポジションにいて将来的にも必要とされていました。にも関わらず、話がこじれる事なくスムーズに辞められました。
しかし、辞めるのに苦労している人、本当は辞めたいのになかなか辞めることを切り出せない人がいることも知っています。僕の周りにもいました。
今回なかなか辞められない人のサポートをしたこともあり、自分の中でスムーズに会社を辞めるための方法が整理できましたので纏めてみました。
会社を辞めたいと思っているのになかなか切り出せない方、辞める意思は固まっているけど辞めるまでにどのようなステップを経れば良いかが分からない方の参考になれば幸いです。
この記事を読んでクリアになること
✅ 会社をスムーズに辞められる人となかなか辞められない人の違い
✅ 会社を辞める決断をするまでに必要なこと
✅ 会社を辞める意思の伝え方(スムーズに辞めることができる辞める理由)
会社を辞めるにあたって、まずすべきこと
会社を辞めようと思った時にまずすべきことは、辞めることを決めることです。
と言うと、あなたは「ふざけているのか」「馬鹿にしているのか」と思われるかもしれませんが、あなたは本当に会社を辞めることを決めてるのか、今一度ご自分の本心をみて欲しいのです。
会社を辞めるとき事前にやっておくべき3ステップ
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1会社を辞める本当に理由を知る
あなたが会社を辞めようと思っているのは、このようなことではありませんか?
- 一時の心の迷いではありませんか?
- 不平不満から生まれた一時的な感情で辞めようと思っているだけではありませんか?
- 会社内での労働条件(仕事の内容・所属部署などの職場の環境)や、待遇(役職や給料など)が変わったら、辞める気持ちが変わるのではありませんか?
これらを何度も何度も自問自答することによって、自分の本心が少しずつ見えてきて、気づけます。
そうして見えてきた、あなたが会社を辞める本当の理由は、だいたいこの4つのどれかに当てはまりませんか? 複数の理由が絡まっていることもあると思います。
- 会社内での人間関係
- 給料などの待遇
- 社会的地位・身分
- 自分がやりたいことを実現できない
(この会社では無理だと分かった・やりたいことが変わった)
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2会社を辞めることが最善策なのか再確認する
会社を辞めたい本当の理由が見えてきたところで、次にやって頂きたいことは、あなたが会社を辞めるその原因に対して、本当に会社を辞めることがベストなのか考えることです。
- 原因に対する対処として、会社を辞めることはズレていないでしょうか?
- 原因に対して、会社を辞める以外に他にどんな対処法があるでしょうか?
- 会社を辞めることは、根本対応でしょうか?それとも暫定的な対応でしょうか?
例えば、会社の上司との人間関係が辞める原因の場合、その上司との人間関係を次の3つの不満に分けられないしょうか?
- 会社の上司に対する不満
- 会社組織・上司を取り巻く場、周囲の環境に対する不満
- 自分に対する不満
この中で、上司に対する不満は、恐らく対処できない(変えられないもの)だと思います。その上司に直接働きかけてその人が変わるくらいなら、あなたは会社を辞めようとまでは思わないでしょうから。
しかし、もし何も対処せずに鼻から諦めているのだとしたら、あなたは後から後悔するかもしれません。
会社を辞める前にここまではやったと自分に言い切れる状態になっていることが、転職後の次の人生に繋がります。
会社組織・環境に対する不満は、もしあなたがその場が変わる可能性を感じているのであれば、その場をなんとかしたいのであれば、思い切って然るべき人に提言するなど、何かしらのアクションを起こして、まずやるだけのことはやり切ることだと思います。
可能性を残した状態でアクションを取らず辞めてしまうのは、後悔を残すことになりかねません。
自分に対する不満は、なかなか見えにくいものです。誰でも自分のことを否定したくはありませんから。
でも、上司に対する不満は、あなたと上司との関係で生まれたものですから、あなたに何かしらの種があると考えた方が良いです。
その種と向き合うか否か。不満の種を残したまま転職しても、カタチは違えどまた同じような人間関係で悩むことになるでしょう。
この過程で自分が会社を辞めたい本当の理由は、人間関係ではなかったと言う場合も出てきます。
いずれにしても、自分が会社を辞める本当の理由はとどのつまり何なのか、それをシンプルに簡潔に人に伝えられること。そして、その理由はどうにもならないこと、どうにかしようと思うようなことではないこと、どうにかするのが自分のすべきことではないこと、であるとクリアにすることが大切です。
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3上司に伝える会社を辞める理由をクリアにする
ステップ2までで、あなたは本当に会社を辞める意志が固まったことでしょう。
そこで、次にして頂きたいことは、会社を辞める理由をあなたの上司に何て説明するかを決めることです。
ひょっとしたらあなたは「そんなの自分の気持ちをそのまま伝えれば良いではないか」と思うかもしれません。確かにその通りなのですが、場合によっては本当の理由を伝えることで、憎まれたり恨まれたりしないとも限りません。
そこで、あなたの辞める理由をあなたの上司が聞いた時にどう思うか、その上司やそれを知った同僚がどう思うか、相手の立場に立って考えてみるのです。
例えば、会社に不満があっても、その不満を伝えるのは得策ではありません。過去のことに目を向けるのではなく、未来に目を向けて、この先どうして行くのかという視点で伝えると良いと思います。
例えば、今やっている仕事とは違う別の分野の仕事に挑戦したいといった内容であれば、その人の自由な未来への挑戦を妨害することは普通はできないはずです。
参考僕が会社を辞める時に伝えた理由(主旨)
1社目(20代)の時:
ステップアップしてもっと〇〇〇していける仕事をして行きたい
2社目(30代)の時:
この仕事(同じ業界の職種)に関心がなくなり続けていく気力がなくなった。新しく〇〇〇(他業界の全く別の仕事)をして行くことにした
3社目(40代)の時:
考え方・やり方の違いがハッキリしたので続けていけない
※上記はあくまで主旨として、そういうことを伝えたということで、実際に伝える時は相手の立場を考えて丁寧に伝えましょう。その時の自分の立場や周りの状況によって、伝えるべき内容や伝え方は変わると思います。
会社の辞め方・まとめ
- 会社を辞めることを決める
- そのためにも、会社を辞める本当の理由を整理する
- 会社を辞めることが最善か再確認する
- 上司に伝える会社を辞める理由を明確にする
自分一人で頭の中を整理するのは、なかんか大変かもしれません。
その場合には、相談ができるところに相談するのも良いと思います。