生き方

シュタイナーの7年周期がすごい!【ぴったり当てはまる】

以前聞いたことのあったシュタイナーの“7年周期”というのが、最近気になり出して調べてみました。

まずネットで調べたのですが、意外と思ったほど情報がありませんでした。

ウチにあった冊子「シュタイナー教育入門」を見たのですが、そこまで詳しくは書いてありませんでした。

シュタイナーのどの本を読めば書いてあるのか分からず、あなたは7年ごとに生まれ変わる を購入しました。

こちらの本を参考に、7年周期とはどういうものかと、これがビックリだった“ライフ・チャート”についても触れたいと思います。

シュタイナーの7年周期とは

古代の偉人も7年周期を語っていた

  • 7年ごとに人生は新しい段階を迎えるというのは、医学の父と言われるヒポクラテスが紀元前5世紀に語ったいたこと。
  • 宗教改革をやったルターも「いつも7年目に人間は変化する。7年目に新しい性格、今までとは異なった状態がもたらされる」と語っている。
  • 「7年間で全身の細胞がすべて新しいものになる」ともいわれる。

一生の流れのなかに何度かある転機

  • 18歳、37歳、55歳というのは月の動きに関係した年齢で、人生の新しい可能性への衝動が生じる、といわれている。
  • 27歳、28歳ごろは、心魂が若い身体の力から切り離されて独立する時期で、孤独を体験する時だといわれている。
  • 33歳前後、31歳から35歳にかけて、心魂は死ぬような思いを体験するという。その体験を乗り越えて新生を体験することによって、後半生に精神の上昇が可能になるそうだ。
  • だが、中年以降、誰もが精神的に高まるわけではない。中年になって心の空虚さを感じ、生きる意味が分からなくなってしまう人も多い。30代で価値観を物質的なものから精神的なものに切り替えたどうかで、後半生がどうなるかが決まってくるという。もちろん、30代で価値観を転換できなかったからといって、後で取り返しようがないというわけではない。
  • 人生を72歳と設定した場合、素朴「二分説」では、その折り返し点は35歳だった。改良型「<3期+α>説」で、人間が努力すべき課題を負っている63年間を3期に分けると、次のような3種類の人生の見取り図が描けるという。

    3種類の人生の見取り図 〜 改良型「<3期+α>説」〜

    • その折り返し点となる31/32歳を境にして、前半と後半に対応関係が見られる。
    • 生まれてから21歳までの体験が、21歳から42歳までの心理状態に反映する。
    • 21歳から42歳までの歩みが、42歳から63歳までの認識能力に反映する。
    • 63歳から84歳までの21年間には、生まれてから21歳までの人生がさらにもう一度反映するらしい。

古代ギリシアの人生7年周期説

古代ギリシアでは人生を、つぎのような7年×10段階からなるものとして捉えていたという。

古代ギリシアの人生7年周期説

  • 0歳ー7歳 ファンタジー生活
  • 7歳ー14歳 イマジネーション生活
  • 14歳ー21歳 思春期ー青春
  • 21歳ー28歳 人生の基盤の形成期
  • 28歳ー35歳 人生の基盤の確立期
  • 35歳ー42歳 第二の思春期
  • 42歳ー49歳 落ち込む時期
  • 49歳ー56歳 衰えとの戦いの時期
  • 56歳ー63歳 知恵の時期
  • 63歳ー70歳 第二の青春

年齢による惑星の支配

年齢による惑星の支配

  • 0歳ー7歳 月(人間の形成、体質を決める力を持つ星)
  • 7歳ー14歳 水星(健康と調和的な影響を与える力を持つ星)
  • 14歳ー21歳 金星(愛と表象、理想に影響する力を持つ星)
  • 21歳ー42歳 太陽(人間の心魂の発展を形成する星であり、過去を新たに形成する力を与える)
  • 42歳ー49歳 火星(人生の目標を実現する力を与える星)
  • 49歳ー56歳 木星(人生を叡智に満ちたものにしていく力を与える星)
  • 56歳ー63歳 土星(人間に人生を振り返らせる力を持つ星であるとされている)
  • 63歳以降 人間としての完成に向けて歩んだ後の、自由な境地で生きる時期

人生のリズム

0〜7歳・7年をかけて全身を作り変える

歩く・話す・考えるという3つの能力を幼児は身につけていく。

3歳までに歩行能力が完成され、5歳までに言語能力が完成され、7歳までに思考能力が完成される。

幼児を早く歩かせようとすると、その影響が後年になってリューマチや痛風として現れるという。大人が幼児に対して子ども言葉で語ると、その子の消化器が弱くなる。記憶を強いると、神経症になるそうだ。

幼児期に大切なのは、どのような環境のなかで育つかということ。

  • まず大事なのは食事。幼児期における栄養の偏りは生涯にわたって作用を残すことになる。
  • 機械に囲まれた生活も、幼児に影響を与える(CD・テレビなどNG)。
  • 衣類は幼児期ー少年期ほど質の良いものを着せる必要がある。
    (肌触りがよい天然の繊維だと、内臓にもよい影響が及ぶし、反対に肌触り悪い人造の繊維だと、内臓まで不調になる)
  • 幼児の環境としてさらに大切なのは、まわりの大人の行為と思考である。
  • 幼児期における想像力の活動が脳を形成する。遊びを通して想像力が刺激されるので想像する余地のない玩具は子どもの想像力を刺激しない。
  • 遊びについて、知育を目的として考案された抽象的な遊びは、幼児を現実の人生から切り離す。
  • 子どもの生活には不変のリズムが必要(安心して日々を送ることができる。急な外出など、大人の都合で日常のリズムが狂わされると、子どもの心は不安定になる)。
  • また、子どもに対しておこなった約束は必ず守る必要がある(その影響は、深く長く残る)。

生まれてから7歳までの育てられ方が、生涯の健康を決定するという。

7〜14歳・感情を形成する

小学校に入るころ、生命力は身体器官の形成という仕事を完了して、イメージの記憶のために使われるようになる。

小学生は知覚するものをイメージとして捉え、把握しようとする。すべてをイメージ=絵画的、リズム=音楽的な方法で受容しようとする。

このころ、子どもは尊敬に値する大人がいることを願う。学校の先生や親戚に尊敬できる人がいると、子どもはうれしく思う。もし、尊敬できる大人がいなかった場合、その子は将来自由な人間になることができないという。

生まれてから7歳までが意志の形成、7歳から14歳までが感情の形成、14歳から21歳が思考の発達の時期。だが、9歳までは誕生から7歳までの余韻が残っており、12歳になると14歳以後に成長する能力の先触れが現れる。

この時期のありようが、とくに21歳から42歳までの心理状態に大きな影響を与えるという。

14〜21歳・独自の思考を育てる

思春期ー青春期に、個性が目覚める。個性が目覚めない場合、周囲に依存する人間になったり、どんな権威に対しても反抗的になったりしがち。

この時期に独自の思考、判断が獲得されていく。

この時期には、理想への思いがはばたく。

思春期に芽生える異性への愛が、やがて人類愛、あらゆるものに対する愛へと成長していく。この時期に異性への愛が芽生えないと、のちに人類愛を持つこともできない。

この時期のありようが、のちの精神生活の基盤となる。

21〜28歳・心魂の個性の確立期

生まれてから21歳までは、世の中で自分の人生を生きる土台を形成する時期であった。
21歳までの経験の本当の意味が、これからの人生の中で明らかになっていく。

21歳から28歳は、世の中で見聞を広める時期、社会で経験を積む時期。そうして、心魂的な個性が確立していく。

28歳ごろ、人間は才能の壁にぶつかることが多い。28歳からは、自分が努力しないと心魂は発展しないのだという。

28〜35歳・人生の中心期

人間の発展を63年間とすると、28歳から35歳がその中心にあたる。21歳から42歳までの心魂の発展期にとっても、この7年間は中心になる。

この時期(28歳〜35歳)には、理性にしたがって人生を送ろうとするようになる。

28歳から35歳というのは、困難な時期である。才能に頼って生き抜ける時期は終わっている。才能を涸れていくままにさせて俗っぽい人間へと変身するか、努力によって理想肌のところを残した人間になるかの分かれ道。

苦労して、才能をほんとうに身に付けられたら、35歳以後の後半生において人々のために有用な活動ができる可能性が得られたことになる。

28歳から35歳は、賢く振る舞う能力が身に付く時期。自分の益になるように行動し、自分のことを第一に考えた決断をすることになる(前半生は自分を形成する時期だから、35歳まで自分のことを中心に考えるのは当然)。ただ、自分中心主義がすっかり身に付いてしまうと、後半生に急に軌道修正するのは難しい。

40代以降、人間は自分が人のために存在しうるということに自分の存在理由を感じるもの。後半生に入っても自分中心の方向で生きていると、人のために生きるということができない人間になる可能性がある。そのために、自分中心の生き方が自然な28歳から35歳の時期に、人のことを思うことによって心魂にバランスを作ると後半生への移行がスムーズになる。

このころ人に対して不寛容であったり、ドグマ的なものでやりとおすという姿勢になるなら、それは28歳までに心魂が豊に印象を受け取っていなかったから。

28歳から30歳、31歳、33歳のころの危機を克服できると、35歳で新しい段階に移行できる。

28歳から35歳のあいだには、多くの人にとって、新しい理念との出会いが用意されている。

こうして、28歳から35歳はたんに困難な時期であるだけでなく、新たに精神性への手がかりが得られる時期でもある。苦難と新生、おおげさにいえば、心魂が死と復活を通過する時期。

35〜42歳・存在の危機に向かって

35歳までは周囲から学ぶ時期であった。自分のことに関わる時期であった。35歳になると、心魂が自立し、それまでの経験が知恵に変わっていく。

28歳から35歳までをどう生きたか、28歳から35歳までに新たな精神の力を受け取ったかどうかに、35歳から42歳までの日々は大きな影響を受ける。

35歳から42歳というのは、自分の力で努力しないと、心魂のなかになにも生じない時期。

35歳、38歳、42歳と内面の変化が表に現れてくる。この孤立の時期を通過して精神の活力を得ることが必要。

人生の課題を見出せずに心理的ー精神的に没落するか、人生の意義を見出して生産的な後半生を送れるかの岐路に立つ。

42〜49歳・空虚との戦いー後半生の鍵を握る時期

40代というのは、人間は大きな帰路に立つ時期である。ここで何を選択するかが、後半生を決定する。

40代に入ると、身体器官から力が離れていく。42歳以後、身体から離れていくこの生命的な力を、ぼくたちは精神的な課題のために使うことができるようになる。問題は、その力をぼくたちがどう使うかである。その力を使わないと、その力は身体へと打ち返し、体内に異常繁殖物ができるそうだ。

42歳から49歳までの困難な時期に自分を吟味するというのは苦痛に満ちたことなのだけれども、そうすることによってのみ、その後の自己実現が可能になる。

49〜56歳・自分に与えられた本当の課題を実践する時期

42歳から49歳のあいだに自分の新たな課題を見出すか否かで、49歳から56歳までのありかたは大きく異なってくる。

40代で自分本来の課題として納得のいくものを見出そうとしなかった場合、もうひたすら仕事に猛進するしかないという状態になることがある。逆に40代の危機を乗り越えた人にとって、50代は解放感を体験する時期になる。広い視野が開け、些事にこだわらなくなる。

人生を耐えざる発展とみなしてきた人は、50代でふたたび創造力のピークを迎える。

49歳から56歳というのは、新たなバイタリティーを持つことのできる時期である。

49歳から56歳は、人生に新しい要素が入ってくる、曲折のときでもある。

56〜63歳・人生の収穫期

56歳ごろに、人生にはもう一度変化が生じることがある。56歳を迎えた時点で、いままでに実現しなかった希望を再点検する時期にきている。この時期は内面に向かう時期であり、精神的な指導者になりうる時期である。

物質的に感覚が衰えることをとおして、精神的な感覚は冴えてくる。人間は内面化し、神秘的になる。

56歳から63歳というのは、若いころは理論的にしか考えられなかったことがらを、現実的に解決できる年齢なのである。

56歳から63歳にかけて、今までの自分の努力の成果を刈り入れるのである。60代というのは、人生の収穫期なのだ。

ライフ・チャート

後半生は前半生をリピートする

人生はおおまかに、身体の成長期(誕生から21歳まで)、心魂の形成期(21歳から42歳)、精神発揮の時期(42歳以後)の3つに分けられた。

年齢による惑星の支配

  • 0歳ー21歳 身体の形成(周囲から受ける時期)
  • 21歳ー42歳 心魂の確率(受け取ったものを消化する時期)
  • 42歳以後  精神の発揮(周囲に与える時期)

21歳から42歳までの時期を見ると、誕生から7歳までの体験が35歳から42歳までの心魂に反映しているのが見出される。7歳から14歳までのできごとは28歳から35歳までの心魂に反映し、14歳から21歳までの体験が21歳から28歳までの心魂に反映しているのが見出される。

つぎに、42歳から63歳のあいだを調べると、生まれてから21歳までの体験が身体的ー精神的に反映して現れているのが見出される。
この対応関係は、0歳から63歳までの人生の中心となる31/32歳を分岐点としたものへと拡張することが可能だ。つまり、21歳から28歳までの体験が35歳から42歳までのあいだに反映するという関係も出てくるのだ。

42歳から63歳までの時期には、21歳から42歳までに築かれた心魂を土台にして、精神的な認識力が育っていくという。
35歳から42歳までに身につける精神的な心魂意識から、42歳から49歳までのあいだに透視的にものを見る認識力が育つ。
28歳から35歳までに育成した理性的かつ心情豊かな心魂から、49歳から56歳のあいだに霊感による読解力が育つ。
そして、21歳から28歳までに獲得した、外界の美と喜びに開かれた心魂から、56歳から63歳のあいだに対象をその内面から把握する認識力が育っていく。

シュタイナーの7年周期のまとめ

いかがでしたでしょうか?

僕はすごく納得して、ライフチャートを作ってみたところ、これまたピッタリきてびっくりでした!

あなたはどうでしたか?

是非やってみてください(^^)

P.S.
今回、急に無性にシュタイナーの7年周期が気になってしまい、Amazonで本を注文したのですが、Amazonプライムに入っていたので、翌日届いてすぐ読めました!
普段は、prime video と prime music くらいしか使っていませんが、こういう時も便利ですね!
月額ワンコインでサービスのありがたみを再認識しました 笑

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